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共同売店は「つながる場所」 国頭・与那 映画鑑賞、役割・魅力を議論


共同売店は「つながる場所」 国頭・与那 映画鑑賞、役割・魅力を議論 共同売店の地域での役割や魅力について語り合う参加者ら=4月21日、国頭村与那区のよんな~館
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 【国頭】国頭村与那区の交流拠点施設よんな~館で4月21日、「共同売店があるくらし」(愛と希望の共同売店プロジェクト主催)と題したイベントが開かれた。共同売店関係者など15人が参加し、共同売店に関する短編映画を鑑賞した。その後、共同売店の役割や魅力を話し合った。
 短編映画のワンシーンでは、共同売店が地域住民を見守る役割を持っていることが触れられていた。地域の高齢者が共同売店に「ペットボトルのキャップが開けられない」と電話をした事例があり、実際に訪問すると熱中症で倒れる直前だったという。
 映画を制作したワークアーツ合同会社の反町恭一郎監督は、都市部で暮らす母親への心配が地域コミュニティーについて考えるきっかけになったと話した。その上で「共同売店は地域のつながりを考える上で重要だ」と強調した。
 鑑賞後、参加者らが自由に話し合う機会が設けられた。参加した上原由姫子さん(25)は「買い物をするだけでなく、地域住民がつながる場所として共同売店は重要だと知った」と述べた。 (玉寄光太)