「イエー!」と叫び、ピーナツ手に 落花生投げでギネスに挑戦 伊江島で初大会 沖縄


「イエー!」と叫び、ピーナツ手に 落花生投げでギネスに挑戦 伊江島で初大会 沖縄 世界記録を目指し、遠くに落花生を投げる子どもたち=4日、伊江村のリリーフィールド公園
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 【伊江】第27回伊江島ゆり祭りイベントの一環で、特産品の伊江島産ジーマミ(落花生)を投げて世界記録に挑戦しようと、第1回落花生投げ伊江島大会が4日、リリーフィールド公園内の特設会場で開かれた。

 世界ギネスに「落花生投げ」という世界記録が登録されている。千葉県で落花生など名産品販売の「房の駅」を経営する「やます」の諏訪聖二社長が自社イベントで落花生投げに挑み、47.73メートルをマークして世界記録に認定された。

 公園内には50メートルの特設会場が設けられ、小学生、中高校生、一般の3部門に45人が参加。予選が行われ、上位3人が決勝に進んだ。ゆり祭りに訪れた県外からの参加者もあった。ルールは1人2粒まで、重さは4グラム以下の落花生を使用し、より遠くまで飛ばした1粒を計測する。内間常喜副村長の始球式ならぬ「始豆式」が行われ、参加者は伊江島の「イエー」と叫びながら落花生を投じた。

 一般の部で知念将利さん(伊江村)が31.2メートルを投げて初代チャンピオンに輝いた。各部門の入賞者にはメダルのほか、副賞にピーナツバターなど落花生の加工商品が贈られた。

一般の部の上位入賞者=4日、伊江村のリリーフィールド公園

 伊江村で落花生の生産振興に取り組んでいる地域おこし協力隊の中村慎吾さん(40)は「今回、落花生を提供し、きょうだいや家族、カップルで楽しみながら参加していたのが印象的だった。この大会を機会に、千葉県と落花生の交流や村内のイベントなどで実施したらさらに盛り上がる」と期待した。