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サングヮーで交通安全祈願 豊見城商工会女性部 小1生にストラップ


サングヮーで交通安全祈願 豊見城商工会女性部 小1生にストラップ (左)1年生に交通安全を祈願した「サングヮー」のストラップを手渡す豊見城市商工会女性部の部員(右)交通安全を祈願した手作りの「サングヮー」ストラップ=4月30日、豊見城市高安の市立とよみ小学校体育館(提供)
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 【豊見城】創立40年を迎えた豊見城市商工会女性部(阿賀嶺久美子部長)は、25年前から市内の小学校の新1年生全員に交通安全を祈願した手作りのマスコットやストラップを贈呈している。子どもたちが交通事故に遭わないよう部員が心を込めて手作りし、25年間で約2万5千個を製作してきた。本年度も事業を継続し、4月30日には市立とよみ小学校(赤嶺智郎校長)の1年生110人に「サングヮー」のストラップを贈った。
 贈呈式では、同部の部員4人が1年生にストラップを手渡した。阿賀嶺部長は「皆さんは幸せになるために生まれてきました」などと命の大切さを伝えた。1年生の城戸嶺光さんは「交通ルールを守ります」と元気いっぱいに話した。
 同事業は1999年から社会貢献活動の一環として継続している。製作期間は約1年、部員全員で年間約千個を完成させる。事業を始めた当初は信号機をモチーフに赤・黄・緑の色使いのマスコットなどを作り、約10年前からは環境に優しいクラフト紙を使用する。本年度は希望や夢などの意味を込めて虹色のストラップを製作した。阿賀嶺部長は「これからも子どもたちの輝く未来を願い、継続事業として取り組んでいく」と述べた。贈呈式前には、交通安全教室が開かれた。(中川廣江通信員)