泡瀬第三青年会が6年ぶり復活 エイサー練習に汗「地域を元気に」 沖縄市


泡瀬第三青年会が6年ぶり復活 エイサー練習に汗「地域を元気に」 沖縄市 エイサー練習を週3回続けている、6年ぶりに復活した泡瀬第三青年会のメンバー=4月26日、同区公民館ホール
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 【沖縄】各地の青年会が会員減少に悩む中、沖縄市の泡瀬第三青年会(仲村大志会長)が今年2月、6年ぶりに復活した。青年会組織がなくなった地域もある中、復活は大きな話題になっている。

 同区青年会は、市青年団協議会主催のエイサー祭りに出場するなど活発に活動していたが、10年前から会員が減少して組織の維持ができなくなっていた。今回の復活は「若者が中心になって地域をもっと元気にしよう」と、当時の青年会の有志が呼びかけたことがきっかけとなった。自治会だよりや会員募集のチラシを制作してアピールした結果、20人が集まった。

 3月中旬には会員総出で区内県道20号の雑草を除去して、街路樹のせん定など環境美化作業を実施した。

 一番力を入れているのがエイサーの本格復活だ。公民館で夜間に週3回、以前の青年会に所属していた中村祐さん(26)の指導を受けながら、練習に汗を流している。

 会員は高校生以上で、その1人で仙台育英学園高等学校ILC沖縄2年の生徒(16)は「エイサーが大好き。練習は毎日でもしたいほど。早くイベントで“初舞台”を披露したい」と笑顔を見せた。

 復活初代会長になった仲村さん(26)は「地域行事の中心になっていきたい。何よりも子どもたちも巻き込んで諸活動で歓喜の広がる地域活性化に取り組みたい」と決意を込めた。(岸本健通信員)