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「盛芸能」が観客魅了 7年ぶり名護公演、大盛況


「盛芸能」が観客魅了 7年ぶり名護公演、大盛況 (右から)盛和子さん、吉田安敬さんによる「盛芸能」民謡ショー=4日、イオン名護店
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 【名護】ラジオ沖縄の人気長寿番組「暁で~びる」を担当する、盛和子さんと吉田安敬さんによる「盛芸能」が4日、「イオン名護店」で2部公演が行われた。7年ぶりの名護での一般公演とあって、多くのファンが訪れた。開演30分前に座席は満席となり、立錐(りっすい)の余地もないほどの立ち見客で大盛況となった。
 幕開けに玉城流華豊の会が「日傘踊り」や「黒島口説」などを華麗に舞った。民謡ショーでは盛さんと吉田さんの爆笑トークで会場を沸かせ、「島々清しゃ」「春や春節」「兄弟小節」「平和の願い」「永良部シュンサミ」など沖縄民謡を披露した。吉田さんの娘、涼音さん(9)は「ミンサー小」「うちふりけぇーふり二人が仲」を、有紀音さん(7)は「といんちかみんならん節」を歌った。涼音さん、有紀音さん姉妹による「丘の一本松」の掛け合いも見事で、観客は喜色満面だった。盛さんもしっとりと「たゆい」を歌い上げた。
 番組ファンの神谷敬子さんは読谷村から駆け付け、締めのカチャーシーを盛り上げた。「安敬さんの三線は踊りやすい。これからも応援している」と神谷さん。古宇利島から友人や家族と訪れた与那嶺嘉代子さんは「名護公演が決まってから、ずっとちむどんどんしていた。和子さんは全然、年をとらない。また名護に来てほしい」と喜んだ。 (池辺賢児通信員)