人手不足対策など提言　那覇市に中小企業家同友会

　【那覇】県中小企業家同友会那覇支部の星崎浩二政策委員長＝写真左から３人目＝らは１３日、那覇市役所に古謝玄太副市長＝同２人目＝を訪ね、人手不足対策や地域活性化、子ども政策などを柱にした中小企業に関する要望・提言書を手渡した。
　提言では、加速する人手不足に対応するため、市外や海外からの人員確保、ＩＴやデジタルを活用した省人化などを要望した。地域活性化では、リニューアルする那覇市ぶんかテンブス館を核にクリエーティブ産業を集積することなどを求めた。負の連鎖が生じやすい貧困問題を改善するため、アウトリーチ型支援の必要性も強調した。
　古謝副市長は、市が取り組む人口減少対策やＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）を紹介しつつ「同友会の事業に市のデータや知見を連動できないだろうか」と助言し、積極的に意見交換した。　（嘉陽拓也）