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地震や津波に行動計画表を 与那原・母子寡婦福祉会 防災士招き学習会


地震や津波に行動計画表を 与那原・母子寡婦福祉会 防災士招き学習会 地震、津波から身を守る防災手引きについて講演する防災士の相羽としえさん=4月21日、与那原町コミュニティーセンター
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【与那原】いつ起こるか分からない地震や津波から身を守ろうと、与那原町母子寡婦福祉会(益丸和果子会長)は4月21日、防災士の相羽としえさんを招いた学習会「防災の手引き」を開いた。参加者は、災害時に必要な防災グッズを確認し、自身の防災行動を時系列的に整理し、取りまとめる行動計画表「マイ・タイムライン」の作り方などを学んだ。
 台湾東部沖地震で沖縄本島にも津波警報が発表され、緊急避難した後だけに、会場の与那原町コミュニティーセンターには親子連れ22人が訪れた。
 相羽さんが「避難する際に何を持っていけばよいか」と参加者に質問すると、子どもたちが手を挙げて「水」「ガスコンロ」「バッテリー」「スマホ」「カレー」と答えた。参加者は相羽さんの話を聞き、着替えや食べ物、連絡に使う道具など、防災グッズに関する知識を頭に入れた。
 マイ・タイムライン作成のためのチェックシート用紙も参加者に配られた。地震時は、まず自分の身を守り、次に地震直後は火の始末と家族や家などの状況確認。地震後は避難の準備や近所の安否確認をし、避難生活は避難所か在宅避難所を確認するとしている。
 タイムラインはあくまで目安として認識し、気象警報や避難情報など、こまめに収集・確認することが大事だという。
 相羽さんが「これから家に帰って何をするか」と質問すると、15人中12人の子どもが「帰ったら防災グッズを準備する」と回答した。 (知花幸栄通信員)