【糸満】4月に発生した台湾東部沖地震に伴う津波警報の経験に学ぶ防災勉強会が11日、糸満市のがじゅまる児童センターで行われた。同センターと母親クラブが主催し、小学1年生から高校1年生までの約60人と市自主防災組織連絡協議会、役所職員らが集まった。
参加者は子どもたちを中心に、津波警報が発令された際、大人と一緒にいたか、避難をしたかで4グループに分かれた。その上で、子どもたちの体験や意見を共有し、津波に関する映像観賞が行われた。
勉強会に参加した金城しゅんすけさん(7)、金城ふうかさん(9)、宮城心春さん(10)は「不安だったことを分かったから安心した。次に危ないことがあったら分かる」と話した。
がじゅまる児童センターの新垣敦子館長(48)は「子どもたちの中から「命を守るために避難した」という声が上がり、それをみんなで共有できたことは良かった。今後は防災マップ制作までいければ」と今後の展開も話した。 (川嵜紋通信員)
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津波避難時の教訓を共有 糸満 小中高生ら60人防災勉強会
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琉球新報朝刊
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