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災害時、被災車移動で協定 うるま市とエートス協同組合


災害時、被災車移動で協定 うるま市とエートス協同組合 災害時の被災車両の移動で協定を結んだ中村正人うるま市長(中央)とエートス協同組合の山元学理事長代理(左)、石嶺自動車商会の石嶺俊広代表取締役=16日、うるま市役所
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 【うるま】うるま市とエートス協同組合(埼玉県)は、災害時の被災車両の移動などに関する協定を結んだ。被災車両の移動や所有者との調整などを、組合員である石嶺自動車商会(うるま市)が担う。うるま市役所で16日に締結式が開かれた。
 台風や集中豪雨で車両が水没したり転倒したりして通行の妨げになる場合、石嶺自動車商会がレッカー移動や引き取り、保管などを行う。
 中村正人市長は「(2014年の台風8号の影響で)天願川が氾濫して、車両や家財道具の撤去に苦労した。経験を生かして備えたい」と述べた。締結式に参加したエートス協同組合の山元学理事長代理は「うるま市の復興に対する熱意を感じた。持てる知見を市のために生かしたい」と意気込んだ。 (玉城文)