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新垣さん新支部長に 琉球國祭り太鼓ボリビア支部


新垣さん新支部長に 琉球國祭り太鼓ボリビア支部 新支部長の新垣美奈さん
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 琉球國祭り太鼓ボリビア支部の9代目支部長にこのほど、県系3世の新垣美奈さん(19)が選ばれた。新垣さんは「メンバーと協力しながら一緒に楽しくエイサーを踊って、色んな人にエイサーの素晴らしさと沖縄の文化を伝えていきたい」と抱負を語った。
 小学校の頃から沖縄の文化に興味があり、祖父母の影響で幼少期からエイサーや三線に触れた。祖父からうちなーぐちを習うこともあったという。6歳の時に琉球國祭り太鼓のジュニアとして入団した。同団体の1期生で、新垣さんの亡き父・ロベルトさんはエイサーが大好きだった。物心ついた時には、エイサーのビデオや音楽が流れているのが日常だった。14歳から同団体の正式メンバーとなった。当時はオキナワ移住地で週に2回練習していた。「色んな演技やイベントなどに参加することができて、よりエイサーのことが好きになった。エイサーの曲が流れると血が騒ぎ、太鼓の音でチムドンドンする」と話す。
 昨年は嘉手納町の子弟研修生として2カ月間、沖縄の歴史や文化を学んだ。沖縄での研修中には琉球國祭り太鼓沖縄本部の練習にも参加し交流を深めた。
 現在、ボリビア支部は35人で、ジュニアは35人。日系人やボリビア人が活動している。来年で支部結成から25年で記念公演も予定している。
 ボリビア支部は初代支部長の比嘉健さんから始まり、池原哲也さん、井上ゆきとさん、池原五月さん、安里直也さん、井上昭雄さん、池原飛鳥さん、リベラ彩未さんが支部長を務め、歴史をつないできた。
 (安里三奈美通信員)