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「傷病鳥獣」って知ってる? こどもの国で講座 獣医師が現状解説


「傷病鳥獣」って知ってる? こどもの国で講座 獣医師が現状解説 リハビリトレーニング中のハヤブサを紹介する仲間信志飼育員=18日、沖縄こどもの国園内の動物センターZOOスクール
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 【沖縄】沖縄こどもの国は18日、愛鳥週間(10~16日)にちなみ、啓発講座「傷病鳥獣って知ってる?」を園内の動物センターZOOスクールで開催した。獣医師の吉見裕子さんは、糸や釣り針、ネットなど人間の出すごみなどが原因でけがをする野生動物(傷病鳥獣)の現状や、動物園の取り組みなどを紹介した。
 吉見獣医師から「傷病鳥獣を防ぐためのアイデアはないか?」との呼びかけに、参加者らは「自分ごととして考える、飼育している猫や犬などを放さない教育が必要」など、さまざまな意見を述べた。
 傷病鳥獣リハビリ担当の仲間信志飼育員は、リハビリ中のハヤブサを見せ「鳥を据える(腕に動かないように載せる)訓練やジャンプアップのトレーニングで、野生復帰を目指している」と説明した。
 (喜納高宏通信員)