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比嘉護氏、土地活用で観光振興 中城村長選・立候補予定者に聞く 


比嘉護氏、土地活用で観光振興 中城村長選・立候補予定者に聞く  比嘉護氏
この記事を書いた人 Avatar photo 福田 修平

 【中城】任期満了に伴う中城村長選が6月11日に告示され、16日に投開票される。16年ぶりの選挙戦となる見通し。いずれも無所属新人で、現在村議3期目の比嘉麻乃氏(50)と同1期目の比嘉護氏(64)が出馬を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。村の課題や重点政策などについて両氏に聞いた。

 -出馬理由と現村政の評価は。

 「観光業や土地の活用に力を入れ、村の経済の立て直しをしなくてはならない。北中城との連携もしつつ中部広域都市計画への移行を果たし、土地利用の見直しを進める」
 「現村政の方針は支持している。浜田京介村長が進めてきた子育て支援などについても、良い制度は続けていきたい」

 -争点は何か。

 「浜田村長が重視していた子育て支援策は引き継ぐが、それに加えて農業や観光などの発展に力を入れていきたい」

 -現在抱える村の課題は。

 「土地の活用が進められていないことだ。中城は農地が多いが、農地法などの関係もあり、農業以外の方法で利用できる土地が少ない」

 「地域によっては建物の階数に制限があり、これも企業の誘致などで障壁となっているため改善の必要がある」

 -訴えたい政策は。

 「ホテルの誘致などを進めることで村の観光産業の振興に力を入れたい。中城城跡や中城モール横のビーチなどの整備を進め、宿泊施設を誘致することでさまざまな展開ができるだろう」
 「農地についても、若い農業従事者に魅力のある農業政策に取り組み、活用を進めていきたい」

 -公約の実現に向けた取り組みは。

 「ふるさと納税の拡充と、行政が積極的に国からの補助金も取りにいく。観光業を中心に産業を盛り上げ、税収を増やしていかなくてはならない」

 ひが・まもる 1960年4月27日生まれ。中城村当間出身・在住。沖縄国際大卒。ホテル取締役などを経て、2022年の村議選で初当選。現在1期目。