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映像と一緒に園内散策 東南植物楽園、MR体験車開始


映像と一緒に園内散策 東南植物楽園、MR体験車開始 映像や音声で園内を案内し、人が一緒に散策を楽しめるミックスリアリティ体験車=27日、沖縄市の沖縄植物楽園
この記事を書いた人 Avatar photo 石井 恭子

 美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園(沖縄市、宮里高明園長)はこのほど、人と車が一緒に散策を楽しめる新たなMR(ミックスド・リアリティー)サービス「GANJUウォーク ZOROMO」を開始した。次世代型エンターテインメントMR体験車SC-1が外部モニターに現実と仮想を融合させた映像を流し、散策を案内する。同時に「歩いて健康に」とガンジューの精神も学べる。

 車両は無人運転で、ソニーグループとヤマハ発動機が共同開発した。5年前から同園が実証実験で導入し、これまでは客を乗せて走っていた。同園の玉城常智学芸ガイド部課長は「人手不足の折だが、ガイドは満足度の高い商品」だと導入のメリットを語る。「ウェルネスツーリズムを意識し、ただ歩くのでなく楽しんで、健康にもいい。異空間での特別体験を楽しんでほしい」と話した。ガイドは与座よしあきさんや同園の職員・カピバラのカピックらが務める。コースは水上楽園エリアで1時間に2回出発する。所要時間は12分ほど。入園料以外で1人500円(4歳以上)。

(石井恭子)