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「島々が要塞化」写真展 那覇で「島ぐるみの会」など


「島々が要塞化」写真展 那覇で「島ぐるみの会」など 具志堅隆松氏と新垣邦雄氏の話に耳を傾ける参加者ら(提供)
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 【那覇】「南西諸島ミサイル要塞(ようさい)化写真展」(安里・大道・松川 島ぐるみの会主催、ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会共催)が那覇市の安里一区公民館で1、2の両日開催された=写真(提供)。復帰前のメースB核ミサイル基地など約120点の写真や文書、図表などが展示され、2日間で約60人が訪れた。
 1日には沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表と「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の新垣邦雄事務局長によるトークイベントもあり、約35人が参加した。具志堅代表は「自衛隊ミサイル配備や南西諸島の軍事強化など沖縄は危機にさらされている」と強調した。
 「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」はうるま市の公民館などで20回ほど展示会を開いてきたが、那覇市内の公民館での開催は初めて。新垣事務局長は「地域の人たちが足を運びやすいよう那覇・南部各地でも展示会を開催したい」と話した。資料提供は無料。問い合わせは電話090(2716)6686(新垣)。 (普天間伊織)