【宜野湾】沖縄戦などで亡くなった人々の名前を読み上げる「沖縄『平和の礎』名前を読み上げる集い」(主催・同実行委員会)が4日、宜野湾市立普天間中学校(榮葉子校長)で行われた。3年生約210人が参加し、2千人の犠牲者の名前を読み上げた。
3年生はそれぞれ10人の犠牲者を読み上げた。犠牲者の名簿は、滞りなく読み上げられるように、1週間以上前に渡された。
根路銘論(ろん)さん(14)は「本番になると、緊張もあって引っかかってしまった。名前が分からない人もいるのが悲しかった」と名簿を見つめながら話した。比嘉宙生(そらき)さん(14)も「読み上げると、こみ上げる思いがあった」と振り返った。
島袋真愛香(まいか)さん(14)は「1歳と幼い人もいる。自分が体験してこなかったことを、その年齢で受けたなんて」と言葉を詰まらせた。 (玉城文)
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生徒が「平和の礎」読み上げ 普天間中210人、犠牲者2000人思い
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琉球新報朝刊
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