【浦添】那覇公共職業安定所(ハローワーク那覇)の嶺井律雄所長と松本哲治浦添市長は5月29日、浦添市勢理客の浦添商工会議所に又吉康多郎会頭を訪ねて、6月1日に求人受付を開始した新規高卒者の確保と求人票の早期提出を求める要請書を手渡した。嶺井所長は「自分の意思でこの会社にいきたいと考え、就職することが定着率につながる」とし、選択肢の幅を広げるために、早めの求人票提出を求めた。新規高卒者の求人受付は6月1日から、求人公開は7月1日から始まる。
那覇公共職業安定所によると、県内の新規高卒者就職内定率は2023年3月卒業が98.2%と、17年以来最高水準だった。要請後の5月31日に発表された、24年3月卒業の新規高卒者の就職内定率は96.8%だった。一方で、新規高卒者の3年以内離職率は、近年約5割と全国と比較しても高い。
又吉会頭は「最近、募集をしても応募があまり来ない。どんな仕事を求めているのか。できるだけミスマッチをなくすことも、離職率を減らすポイントだと思う」と話し、那覇公共職業安定所と会員企業とで連携していくことを確認した。 (藤村謙吾)
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琉球新報朝刊
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