有料

身近な水の水質は? きれい?汚い? 八重瀬で子どもらが調査


身近な水の水質は? きれい?汚い? 八重瀬で子どもらが調査 水の透明度を測るクリンメジャーをのぞき込む子どもたち=2日、八重瀬町
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【八重瀬】琉球大学の研究者らが、6月5日の世界環境デー(環境の日)に合わせて全国で行われる「身近な水環境の全国一斉調査」を2日、八重瀬町の具志頭農村環境改善センターで開いた。調査は「みずのわ教室」(共催・水の環(わ)プロジェクト、アサト・ヨザ・ナカザ地域資源保全の会)と題して開かれ、地域の子ども20人や琉球大学の教員、地域の大人らが参加した。この日は多良間島とのネット中継もあり、八重瀬町、多良間島の水質調査の結果を互いに発表し合った。

 八重瀬町で水質調査をしたのは慶座井(ギーザガー)、世持井(ユムチガー)、座嘉武井泉(ザカンガー)、屋冨祖井(ヤフガー)の4カ所。生活用水や農業用水として地域を支える身近な水辺を訪れた子どもたちは水の温度や気温を測り、水の透明度を調べるクリンメジャーをのぞき込んで調査した。水質を調べるパックテストも行い、4カ所の調査結果を発表し合った。

 参加した子どもたちは「きれいな水と汚い水があることが分かった。汚いところは掃除して、きれいなところは維持していきたい」「水がきれいかどうかは周りの環境が影響していることが分かった」などと感想を話した。