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名護でゴスペル多彩に 宮城静乃さん、克次さん夫婦


名護でゴスペル多彩に 宮城静乃さん、克次さん夫婦 本土から参加した前田ファミリーによる「Come&Worsip」のライブ=15日、名護市のダーツバー「メタスワッグ」
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 【名護】名護市のダーツバー「メタスワッグ」で15日、ゴスペルコンサートが無料開催された。コンサートを企画した宮城静乃さん、克次さん夫婦が「cross road(クロスロード)」のユニット名で音楽活動をしている。神奈川県横須賀を中心に活動する前田ファミリーのバンド「Come&Worship」も参加し、オリジナルのバラードからアップテンポまで、ポップな曲調の多彩なゴスペルを演奏し、会場を沸かせた。
 宮城さん夫妻は名護市大東区の「デイサービス幸屋」でも歌声ボランティアをしており、同施設の管理者、仲本満博さんの家族が営む「メタスワッグ」でのコンサートが実現した。
 オープニングに、沖縄風ゴスペルをクロスロードが歌唱。その後、前田ファミリーの娘で、プロのサックス奏者として活躍する前田サラさんがゴスペルを演奏した。サラさんは福山雅治さんなど国内屈指のアーティストと演奏する実力者で、観客は「思わぬ幸運」と感激。しっとりとした芳醇(ほうじゅん)な音楽を堪能し、癒やされた様子だった。
 ゴスペルには「良い知らせ」という意味がある。牧師のダビデ前田さんは、壮絶な困難に直面しながらも、家族の絆を信じて乗り越えてきた人生を歌で表現。「世界中で戦争が起きたり、日々の生活でもつらいことも多いが、家族との日々に感謝していきたい」と話した。 (池辺賢児通信員)