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市内小学校に防犯盾を 名護署・防犯協会が寄贈


市内小学校に防犯盾を 名護署・防犯協会が寄贈 ポリカーボネイト製の防犯盾を名護市の渡具知武豊市長(左)に手渡す名護地区防犯協会の屋嘉義和会長(右)=21日、名護市役所
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 【名護】名護署(沖田暢彦署長)と名護地区防犯協会は21日、子どもたちの犯罪被害防止活動に活用してもらうため、防犯盾14個を名護市に寄贈した。防犯盾は市内14の小学校に配布される。今回、寄贈された盾は、県警機動隊員らが使う盾と同じポリカーボネイト製。コロナ禍で、飛沫(ひまつ)防止策のため取調室などに設置されていた同素材の板を再利用し、盾に加工した。名護署によると、県警では初の取り組みで、全国でも初とみられる。
 防犯盾は、厚さ5ミリのB4サイズで、ハンマーでたたいても割れない耐衝撃性がある。また、盾には名護署と名護地区防犯協会が共同で製作した不審者対応訓練のVR(仮想現実)動画のQRコードも添付されている。
 同日、名護市役所で開かれた寄贈式で、渡具知武豊市長=写真左=は「子どもらの安心安全のために取り組む」とあいさつ。防犯協会の屋嘉義和会長=同右=は「動画を見て、不審者が来た時にどう対応したらいいかを把握することでより安全を確保できる」と話した。(金城大樹)