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我部祖河区民 礎に不戦誓う 28人が出身者追悼


我部祖河区民 礎に不戦誓う 28人が出身者追悼 名護市我部祖河出身者が刻銘された平和の礎の前で手を合わせる参加者=16日、糸満市の平和祈念公園
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 【名護】名護市我部祖河区(金城光重区長)は16日、沖縄戦で亡くなった同区出身戦没者を糸満市の平和の礎前で追悼した。
 我部祖河区では毎年追悼の場を開催し、今年は28人の区民が参加した。
 追悼の言葉を述べた宮城弘光さん(76)は「平和な世の中だけど、多くの犠牲者がいたことを忘れてはならない。平和が続くことや五穀豊穣(ほうじょう)、区民の健康と安全を祈った」と話した。
 参加者は「肉親の名前を見つけて熱いものが込み上げてきた」「絶対に戦争を起こしてはならない」など、平和への誓いを語り合った。
 金城区長は「今年も無事に開催することができた。これからも平和を願い、不戦の誓いを続けるためにも、継続開催していきたい」と話した。 (玉城武利通信員)