【那覇】那覇市立石嶺小学校(大村朝彦校長)は13日、慰霊の日に関連した平和集会を開き、6年生157人の児童と保護者らが平和の発信などを目的とした折り鶴のアートと千羽鶴を制作した。
児童らは4月の遠足で県平和祈念資料館を訪ね、沖縄戦について学んだほか、学校でロシアのウクライナ侵攻やイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻など、現在世界各地で起きている戦争や紛争などを知った。身近なところから平和を発信したいと、児童自ら実行委員会を立ち上げ、6年生全員で千羽鶴と折り鶴のアート制作に取り組んだ。
高宮菜子さん(12)は「平和祈念資料館の館長から『祈る平和から創る平和』という言葉を聞いて共感した。身近な相手とより良い関係を築き、平和を創りたい」と話した。森本愛琉さん(12)は「沖縄戦などの戦争の悲惨さを多く知り、平和の尊さを伝えたい」と強調した。千羽鶴と折り鶴のアートは石嶺小に掲示する予定。 (金城実倫)