【名護】名護市立安和小学校で5日、北部農林高校で飼育された「チャーグー」と呼ばれる品種の豚を使ったプルコギが給食に振る舞われた。ほどよい甘みとぴりっと辛い味付けに、箸が止まらない生徒もいた。
チャーグーはアグーと「デュロック」と呼ばれる品種を交配させた北部農林高校独自のブランド豚。約1年飼育し、出荷される。今回、安和小の給食では、北農生らが肉じゃがやカレーなどの料理を試行錯誤した結果、今はやりの韓国料理で甘辛く食べやすいプルコギに決定した。
当日、4年の教室で北農生らがチャーグーの紹介やプルコギが給食に並んだ経緯を説明。北農生らが飼育した豚が給食に使われていることを知った児童らは「すげー」「おいしい」と笑顔を見せた。
何度もおかわりした4年生の児童(9)は「おいしい。ごはん40杯ぐらいいけそう。また給食に出てほしい」と口いっぱいに頰張った。北部農林高3年の仲宗根らんさん(18)は「いつもは出荷までしか見ていないけど、こうやっておいしそうに食べているのを見られてうれしい。これからも心を込めて育てたい」と話した。
(金城大樹)