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冒険家が記したいじめ対処本、宜野座中に贈呈 全国3万校への寄贈目指す 沖縄


冒険家が記したいじめ対処本、宜野座中に贈呈 全国3万校への寄贈目指す 沖縄 宜野座中学校に自身の本を贈呈した大月力さん(右)と友友さん(提供)
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 【名護・宜野座】名護市在住の冒険家、大月力さんが、いじめの対処法について記した著書「パパと子供の冒険物語~オーストラリア編 ウンチは人気者」を出版した。このほど、宜野座中学校に先行贈呈した。

 大月さんはいじめの相談対策の社会福祉活動や、学校でいじめや命についての道徳の授業も実施している。いじめに苦しむ子どもを一人でも多く救いたいと、全国の小中学校約3万校に著書の寄贈を目指す。

 大月さんは20代の頃「缶ポックリ」や「キャタピラー」などを使い、唯一無二なアイデアを具現化した、ユニークな冒険旅行を世界各地で敢行。旅での貴重な経験や、動物との触れ合いから「いじめははね返すことができる」と確信を得た。大月さんの子、友友さん(8)を育て、親の願望を押し付ける子育てではなく、健やかな成長を願い、子どもがいじめられたとき助けてあげられる親でありたいと本を書き上げた。

 大月さんは著書寄贈の活動への募金、協賛、スポンサーを募集。道徳の授業の講演依頼も受け付ける。連絡先は、電話090(2064)5138、https://note.com/tomotomopk

 (池辺賢児通信員)