【南城】80歳を迎えた記念に久しぶりに会って、おしゃべりをしながら人生を楽しんでいこうと、南城市の知念中学校12期生が6月20日、那覇市のカラオケハウスとまと一日橋店に集い、喜びに浸っていた。
知念出身で現在は与那原町在住の仲里正幸さんが中心となって呼びかけた。43年ぶりに東京から帰郷した宮城邦夫さんらと、観光バスガイドを長年務め沖縄観光に貢献した吉村美佐子さん、国士舘大学の教授を務めた前城直子さん、毎年慰霊の日に沖縄戦で亡くなった夫の父親と自分の叔母に俳句を沿えて黙とうをささげる花城三重子さんら、多士済々の合計24人が参加した。
「あかつき深く東海の」で始まる宮良長包作曲の知念中学校校歌(現在の知念小校歌)、「ふるさと」の2曲をみんなで歌った。花城さんは昨年の慰霊の日に詠んだ句「慰霊の日 祖父へ手向けの さんぴん茶」と7年前の「小さき手も 触るる刻銘 沖縄忌」を紹介している。
仲里さんは「方々から集まって、久しぶりにおしゃべりしながらごちそうを囲み、大変楽しかった」と喜びを語っていた。
(知花幸栄通信員)
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80歳24人、思い出話に花 那覇 知念中学校12期生が集い
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琉球新報朝刊