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喜友名選手のように 豊見城、チャレンジ空手大会


喜友名選手のように 豊見城、チャレンジ空手大会 力いっぱい突きを打つ藤木康晴さん(左)=7日、豊見城市の沖縄空手会館
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 【豊見城】知的障がい者が空手を通じて地域社会に参加、生涯スポーツとして捉え、自立や成長を促すことを目的にした「第4回チャレンジング・パーソン空手」(県特別支援学校卒業生保護者会連絡協議会主催)が7日、豊見城市の沖縄空手会館で開かれた。約30人が参加し稽古の成果を披露した。
 喜友名諒選手に憧れて空手を始めた藤木康晴さん(11)=那覇市立高良小6年=は、いつも指導してくれる垣花弘光先生が体調不良で来られず、緊張した面持ち。両親の姿に気付くと、笑顔を見せ、力いっぱい型を打った。藤木さんの父・敏也さん(57)は「空手で体を動かすことはもとより、大勢で集まり行動する機会があることも、本人にとって良い影響があると思う」と頑張りをたたえた。
 最優秀賞をもらった波田間和也さん(23)=うるま市=は「緊張したが、金メダルをもらえうれしかった」と話した。 (藤村謙吾)