仲宗根さん、後輩に書贈る　名護高ＯＢ　慰霊の日スピーチに感動

　【名護】名護高校ＯＢでうるま市在住の書家・仲宗根光峰さんが５日、同校３年で生徒会長の比嘉芽吹さん（１８）に、自身が書いた「芽吹」という題名の作品をプレゼントした。
　慰霊の日に、名護市の南燈慰霊之塔で開かれた慰霊祭で比嘉さんがスピーチをしている姿をテレビで見た仲宗根さん。母校の後輩が平和に向けて頑張っている姿に感銘を受け、自身が過去に書いた作品「芽吹」が比嘉さんと同じ名前だったことから、作品を贈ろうと思い立った。
　比嘉さんは「託された気持ちを大切に、次の世代へつないでいきたい」と話した。仲宗根さんは「頑張り屋さんなのが伝わってきた。大学進学なども頑張って」と優しくエールを送った。　（金城大樹）