【国頭】国頭村宇嘉の旧座津武(ざつん)トンネルで12日、ネコの絵のような落書きが確認された。同トンネルは現在使われておらず、入り口にはフェンスが設置され人や車両が入れないようになっている。
国頭村では2021年にも、村内の大国林道沿いの壁面にネコの顔などの大きな落書きが確認されている。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/07/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E8%90%BD%E6%9B%B8%E3%81%8D.jpg)
落書きを発見した国頭村の70代男性によると、11日午前6時過ぎにトンネル付近を通り過ぎた際には落書きはなかったが、12日早朝にトンネル付近を通ったところ落書きを発見したという。男性は「こんなに大きな落書きは初めてだ。処理も大変だろう」と話した。
同日午前10時半ごろには、国頭村役場の職員も現場に訪れ、落書きを確認し、トンネルを管理する北部国道事務所に情報提供した。村担当者は「国頭は世界自然遺産に登録され、多くの人が自然を見に訪れる。こうした行為は景観を悪くするため、やめてほしい」と訴えた。
北部国道事務所は「このような落書きがあったことは残念。引き続き、道路の適正利用を周知していく」と話し、注意喚起した。 (金城大樹、玉寄光太)