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旧盆 各地でエイサー・道ジュネー 全集落巡回「待ってたよー」 国頭村青年団協議会 3日で98キロ移動


旧盆 各地でエイサー・道ジュネー 全集落巡回「待ってたよー」 国頭村青年団協議会 3日で98キロ移動 青年エイサー道ジュネーの演舞で地域の人々と交流する青年団=16日、国頭村内
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【国頭】国頭村青年団協議会(西岡篤史会長)の青年エイサーの道ジュネーが、旧盆の16日から3日間開催された。3日間で98キロを移動しながら村内の全20集落を巡回し、各集落で約20分間のエイサーを披露した。
 同協議会は本番に向けて5月から8月まで、道ジュネーを共に行動する若者の仲間を増やそうと毎月数回程度、ゆいゆい国頭で練習した。新型コロナウイルスの影響により中止が続いたが、昨年4年ぶりに復活し今年は連続の開催となった。各集落では「待ってたよー」などの声が上がり各集落で熱烈な歓迎を受けた。
 初日は7集落を回った後に、国頭中学校グラウンドで開催中の国頭村まつり会場、中日は7集落、最終日は6集落を回り約20人が参加した。
 青年会員が減少する中、くにがみこども園児、小学生、中学生、高校生らがメンバーに加わった。3日間の地謡は枝川和矢さん(奥間区)が務めた。
 各集落では、青年団を激励しようと、お盆の里帰りをした人も含め多くの人々が出迎え、勇壮な踊りと太鼓の響きを堪能した。最後は観客と一体となり、指笛なども鳴る中、カチャーシーで締めくくった。謝敷や宇嘉では「七月モーイ」や「夏祭り」の会場での演舞となり、集落行事と併せてにぎわいを見せた。
 西岡会長は「会員が減少する中、子どもたちが参加して地域を盛り上げてくれており、これからも一緒に続けていこうと思う。これからもよろしくお願いします」と演舞終了後にあいさつした。 (新城高仁通信員)