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安心の村づくり議論 多良間村、沖縄県と意見交換会


安心の村づくり議論 多良間村、沖縄県と意見交換会 安心して暮らせる環境づくりについて話し合う住民ら=9月17日、多良間村コミュニティー施設
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【多良間】多良間村と沖縄県は9月17日、人口減少が続く村内で安心して暮らせる環境づくりを図るため、島内における移動サービスや自動運転サービスについて住民と話し合う第1回意見交換会を村コミュニティー施設で開催した。村営バスの運転手不足や、生活に支障が出るため高齢化に伴う免許返納がなかなかできない状況を共有し、課題解決に向けて話し合った。

 県は課題解決に向けて、複数の主体が協力して取り組むことや、別の役割を新たに担うことを提言。福祉分野で複数の事業者が協力して移動サービスに取り組むことで、福祉職員の送迎の負担を軽くできるとした。村営バスが港の荷物を役場などに届ける役割を担うことで、負担を軽減できるなどと提案した。

 国が自動運転の支援に向けて100%の補助を実施していることも紹介し、自動運転導入の絶好の機会であると訴えた。

 (清村めぐみ通信員)