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女子重量挙げ・比嘉成(本部)ジャークで日本高校新 日中韓ジュニア交流会 108キロ「軽く感じた」


この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 第31回日中韓ジュニア交流大会が27日まで、和歌山県内で行われた。重量挙げの比嘉成(本部3年)がジャークで108キロの日本高校新記録を出した。スナッチは92キロ、トータル200キロで2位だった。

 男子400メートル決勝の平川慧(コザ3年)は47秒07で優勝した。同400メートルリレーで日本チームは1日目(25日)決勝は40秒46、2日目(27日)決勝は40秒02でいずれも1位となった。平川はアンカーで出場した。

 ハンドボールの男子日本代表は中国に32―25、韓国に33―26で勝利した。石原直弥(那覇西2年)が中国戦で3点、韓国戦で5点を奪い、チームの勝利に貢献した。同大会は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催、日本での開催は6年ぶりで11競技を実施した。


日本校更新記録となるジャーク108キロを挙げる比嘉成(提供)

 比嘉成(本部)がジャークで108キロを挙げて、自身が持つ日本高校記録を1キロ更新した。

 100キロからスタートしたジャークは2本目の105キロまで順調に成功し、3本目で108キロに挑んだ。「105キロより軽く感じた」と差しきった。全国総体で110キロに触っていたことで「びびることなく、安心して臨めた」と過去の経験を力に変えた。スナッチは95キロの日本高校新記録を狙ったが「体幹がまだまだ」と支えきれず、尻もちをついてしまった。

 同じ階級で中国の選手がスナッチ103キロ、ジャーク109キロを挙げており、世界の強さも実感した。10月には国体、11月にはメキシコでの世界ジュニア選手権と試合は続く。「国体ではトータル205キロを狙い、世界で通用する選手になる」と気を引き締めた。(屋嘉部長将)