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大学進学から一転、プロ志望届を出した東恩納「評価してくれる球団があるなら最善尽くす」 沖縄尚学のエースが決意


大学進学から一転、プロ志望届を出した東恩納「評価してくれる球団があるなら最善尽くす」 沖縄尚学のエースが決意 夏の甲子園で躍動した沖縄尚学の東恩納蒼=8月16日、兵庫県の阪神甲子園球場(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 琉球新報社

 日本高校野球連盟は22日、沖縄尚学の東恩納蒼投手がプロ志望届を出したと発表した。全国選手権大会(夏の甲子園)準々決勝で慶応(神奈川)に敗れた直後は大学に進学する意向を示していたが、一転して志望届を出した。東恩納は「評価してくれて選んでくれる球団があるなら、その球団で最善を尽くしたい」と述べた。

 東恩納は172センチ、右投げ左打ち。最速147キロの直球や切れのあるスライダーを武器に、沖縄尚学のエースとして活躍した。この夏、県大会から全国選手権大会3回戦まで連続無失点記録を47回3分の1まで伸ばし、同校9年ぶりとなる夏の甲子園8強入りに貢献した。

 U18ワールドカップ(W杯)でも3試合に登板し、11回を無失点で抑えるなど好調さを維持。2次リーグのプエルトリコ戦では5回参考記録ながら完全試合を成し遂げる圧巻の投球を披露した。大会ベストナインにも選出され、逸材が集まる日本代表の中でも存在感を発揮した。 (砂川博範)