沖縄出身「美ノ海」、来場所の新入幕に前進　「もっと上に」と意欲　大相撲・秋場所

　東十両5枚目の美ノ海が10勝目を挙げ、来場所の新入幕に前進した。沖縄県出身の幕内力士誕生となれば、琉王、琴椿、若ノ城、2006年秋場所の琉鵬以来で5人目。「幕内に行ったら満員のお客さんだと思う。もっと上の番付に行きたい」とうなずいた。

　うるま市出身の30歳。鳥取城北高―日大から16年春場所で初土俵を踏んだ。今場所は速攻が光り、自身初の2桁勝利を挙げた。「いつも通りにやっている。明日も一生懸命に頑張るだけ」と表情を引き締めた。

（共同通信）