26日に東京都で行われたプロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)。父親が那覇市出身の古謝樹(桐蔭横浜大)は楽天から1位指名された。
楽天からドラフト1位で指名を受けた瞬間、父の努さんが那覇市出身の、左腕・古謝樹(桐蔭横浜大)は一気に表情を緩めた。「はい上がる強い気持ちを持って頑張る。自分の持ち味をアピールして開幕1軍の狭き門に挑みたい」と決意した。
幼少の頃から野球を始めた。湘南学院高から桐蔭横浜大へ進み、今年春の全日本大学野球選手権で自己最速の153キロを記録した。質の高い直球を繰り出すのが持ち味だ。夏は侍ジャパン大学日本代表メンバーとして日米大学野球の優勝に貢献した。
4年の大学生活を振り返り「まさか自分がここまで来られるとは思わなかった。4年生、下級生のサポートのおかげで、ここに立てた」と、1位指名の結果に感謝する。
同大野球部の齊藤博久監督は「この4年でボールが150キロを超えるとは思っておらず、びっくりした。完成しているようでまだ完成していない」と話し、伸びしろのある選手と太鼓判を押す。
プロ入りを前に古謝は「1年でも長く、けがのない現役生活を送りたい」と力を込めた。
(斎藤学)
………………………………………………………………
こじゃ・たつき 投手、左投げ左打ち。2001年8月18日生まれ。181センチ、75キロ。湘南学院高―桐蔭横浜大。