【伊平屋】「星の声援、月の伴走」をテーマに、第29回伊平屋ムーンライトマラソン(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社)が28日午後3時、伊平屋村の友愛と健康の広場を発着点に、フルマラソン(42.195キロ)の競技がスタートした。午後5時にはハーフマラソン(21.0975キロ)競技が開始する。大会にはフル206人、ハーフ615人の合計821人がエントリーしている。
新型コロナウイルスの影響を受け、大会開催は4年ぶりとなる。ランナーは伊平屋島の美しい田園風景と青い海のコントラストを見ながら島を駆け、時間の経過とともにオレンジ色に染まる空や海の色を楽しむ。日が暮れると、月明かりに照らされながら、ゴールを目指す。
午後2時から始まった開会式で名嘉律夫村長は「多くの皆さんが来場したことを村民挙げて歓迎する」とあいさつ。選手宣誓は伊平屋中学校教諭の小濱慶哉さん(42)、平良志郎さん(38)、上地秀樹さん(54)さんが務めた。3人は「運動後のビールをおいしく飲むために、必死で一生懸命走り抜くことを誓い、全力で競技に取り組むとけがや翌日の筋肉痛が怖いので、せめて全力で競技を楽しむことに集中し、無事大会を終えられるようにすることを誓う」とユニークに健闘を誓った。
ハーフマラソンの競技終了は午後8時半、フルマラソンは午後9時までとなっている。ゴール地点の友愛と健康の広場では、午後8時半から上位入賞者の表彰式、音楽ライブなどが楽しめる後夜祭が開かれる。