プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは5日、大阪市のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサと今季第11戦を行い、94―76で勝利した。通算成績は8勝3敗で順位を2位に上げた。
前半はアレン・ダーラムがゴール下に切り込んで確実に得点を重ね、今村佳太の3点シュートなどで勢いづき53―36で折り返した。後半は大阪の速い攻撃を受けたが、しっかり守ってリズムを崩すことはなかった。ダーラムに加え、ジャック・クーリーらも得点し快勝した。
次戦は8日午後7時5分から、かたおかアリーナ京都で京都ハンナリーズと対戦する。
キングスは大阪に18点差をつけて勝利し、前日の借りを返した。アレン・ダーラムはチーム最多の27得点を挙げ、3点シュートを4本中3本決めるなど、抜群のシュート精度で存在感を発揮した。
第1クオーター(Q)からエンジン全開で暴れた。強引なドリブルでゴール下に切り込む個人技のほか、ジャック・クーリーとの連係で守備を抜き去りにし、安定して得点を重ねた。第2Qは今村佳太と小野寺祥太が3点弾を決めるなど、外からもバランスよく得点し、17点差で折り返した。
後半にギアを上げて速い攻撃を展開した大阪だがシュート精度でキングスに劣り、リングに嫌われる場面が目立った。キングスは牧隼利の3点弾も武器となり、点差を詰められることなくそのまま逃げ切った。
ダーラムは「昨日はファウルプレーがあり、ベストプレーができなかった。チームの攻撃を担うヴィック・ローがいない分の穴を埋められるように動いた」と自身も納得の働きぶりだった。中2日で京都とのアウェー戦へと臨むが、勝って週末のホーム戦へつなぎたい。
(大城三太)
キングス 8勝3敗
94―76(29―20,24―16,23―22,18―18)
大阪 9勝2敗
チームの成長大事
桶谷大HC(キングス)の話 昨日はファウルが多く、一つずつのプレーがぶつ切りになってしまった。今日は自分たちのバスケができた。ビッグマンでインサイドをしっかり攻めることができた。けが人を出すことなくチームが成長していくことが大事だ。