県高校サッカーきょう決勝 那覇西×名護 


県高校サッカーきょう決勝 那覇西×名護 
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 サッカーの第102回全国高校選手権県大会は11日午後1時5分から、南風原町の黄金森公園陸上競技場で決勝戦が行われる。那覇西と名護が全国大会出場を懸けてぶつかる。

準決勝の宜野湾戦前半で2点目のゴールを決める那覇西の與古田頼(中央)=4日、八重瀬町の東風平サッカー場
準決勝の宜野湾戦前半で2点目のゴールを決める那覇西の與古田頼(中央)=4日、八重瀬町の東風平サッカー場

 那覇西は正確なパス回しとスピードのある攻撃力を武器に勝ち上がってきた。2回戦から登場し、いずれの試合も4点以上を奪う圧倒的攻撃力を見せつけた。失点なしと堅い守備にも注目だ。山川輝主将を軸に両サイドをワイドに使いながらゴールを狙う。

 昨年は決勝で敗れ、おととしは準決勝敗退と、2年連続で全国切符を逃している。2年間の悔しい思いを決勝の舞台にぶつける。

準決勝のコザ戦後半中盤でコザのFW新城(緑のユニホーム)を取り囲み、攻撃の目を摘む名護のディフェンス陣=4日、八重瀬町の東風平運動公園サッカー場
準決勝のコザ戦後半中盤でコザのFW新城(緑のユニホーム)を取り囲み、攻撃の目を摘む名護のディフェンス陣=4日、八重瀬町の東風平運動公園サッカー場

 名護はGK松瀬真之介主将を中心に守備からリズムをつかんで勝利を目指す。昨年王者の西原を3回戦で破った興南を準々決勝で2―0で退けた。準決勝ではコザとのPK戦を6―5で制した。昨年は那覇西を相手に準決勝で3―7で敗れており、雪辱を期す。

 夏の県総体では1回戦負け。引退予定だった3年生8人が残り、優勝へ思いを一つに戦う。

 優勝校は全国選手権(12月28日~2024年1月8日、東京・国立競技場ほか)に県代表として出場する。

 (大城三太)