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テラス、上地が負傷離脱 得点源を欠き競り負ける 日本ハンドボールリーグ 飛騨高山に17ー22【12日の試合】


テラス、上地が負傷離脱 得点源を欠き競り負ける 日本ハンドボールリーグ 飛騨高山に17ー22【12日の試合】 ザ・テラスホテルズ―飛騨高山ブラックブルズ岐阜 ゴール前で守りを固めるテラスの中山朋華(右端)と朴宣映(左端)(ジャン松元撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンと女子のザ・テラスホテルズの試合は12日、ANAアリーナ浦添で行われた。コラソンはトヨタ車体と今季第9戦を行い、20―37で敗れた。3カ月ぶりとなる試合で勝利をつかめなかった。通算成績は1勝7敗1分けで順位は11位。次戦は23日午後1時から、同会場でゴールデンウルヴス福岡と対戦する。テラスは飛騨高山ブラックブルズ岐阜と今季第4戦を戦い、17―22で競り負けた。通算成績は1勝3敗で順位は9位。年内の試合はこれで終了し、次戦は2024年1月14日午後2時から、名護市21世紀の森体育館で北国銀行と対戦する。

 ザ・テラスホテルズは必ず勝つと誓って臨んだホーム2戦目を落としてしまった。上地涼奈が前半途中で接触に伴う足の負傷で試合を離脱するというアクシデントに見舞われ、得点源を失ったことが響いた。その穴を埋めようと、他の選手が踏ん張り何とか食らいつくが、じりじりと点差を離されていった。

 攻撃の起点だった上地の離脱後は、木下真歩らサイドプレーヤー陣が代わってバックの位置に入りパス回しを担った。「上地選手の分まで戦おう」(當山桃加)とみんなで確かめ合い、ピンチをチャンスに変えようと、より結束力を強めていった。

 守備では中山朋華や江藤美佳ら前3人がお互いの間をきつく締め、簡単には中を割らせないなど堅守を発揮した。だが決定力不足は否めず、後半開始から12分は無得点。ルーキー杉本七海らが負けじと得点するも、白星を飾ることはできなかった。

 次戦は名護で来年1月。中山は「何があっても誰が相手でも同じ戦い方ができるようにプレーの精度を上げていかないといけない」と次こそはホームでの勝利を誓った。

 (砂川博範)


▽女子

飛騨高山(4)
 22―17( 12―11,10―6)
ザ・テラスホテルズ(2)

ゲームプランを反省

 東長濱秀作監督(ザ・テラスホテルズ)の話 必ず勝たないといけないという位置づけで臨んだが、上地涼奈が前半けがでリタイアしたことが試合に大きく影響した。そういう事態も想定した上でゲームのプランを組まないといけなかったと反省している。