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アイスホッケー日本学生女子大会 地元・琉球大が18得点の大勝スタート  


アイスホッケー日本学生女子大会 地元・琉球大が18得点の大勝スタート   琉球大ー山口大 攻守でチームを引っ張った琉球大の千葉律主将(右)=15日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒルアイスアリーナ(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 アイスホッケーの第11回日本学生女子大会が15日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒルアイスアリーナで開幕した。琉球大は予選リーグ第1戦で山口大と対戦し、18―0で大勝した。第1、2ピリオドで7点ずつを奪い、最終第3ピリオドに4点を奪って突き放した。相手にシュートを1本も打たせず無失点で勝利した。

 大会には14チームが出場し、4組に分かれて総当たりの予戦を行い、各組1位が決勝トーナメントに進む。

 琉球大は16日午後6時半から筑波大、17日午前9時に帯広畜産大と対戦する。

▽予選リーグ第1戦
琉球大 18 7―0 0 山口大
       7―0
       4―0

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シュート1本も打たせず

 琉球大は予選第1戦で山口にシュートを1本も打たせず、18―0で完勝した。

 チームをけん引したのは幼い頃から競技経験を積み重ねてきた4年生の千葉律主将と栄野比宙花(みちか)副主将。千葉は「(DFの)自分たちがゴール前までパックを運んで、FWにゴールを決めてもらう作戦だった」と盛り立て役に徹するつもりだった。

 ただ、2人の技術が突出していたこともあり、千葉が8得点、栄野比が4得点と氷上を生き生きと動き回った。体力を消耗する競技ながら2人ともフル出場でチームの主軸となった。栄野比は「きつかったけど、みんなが走ってくれたので、その間は体力を温存できた」とうまくスタミナを使いこなした。点差を引き離すと、試合経験の少ない2年生らも得点した。

 予選第2戦は午後6時半開始で第3戦は翌日午前9時から。主力組の体力温存も大事なチーム戦略となる。千葉は「ゴール前で、もっとパスを通せるようになればもっと良くなる」と次戦を見据えた。
 (大城三太)