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喜納、課題残す4位 トップと大差「結構厳しい」 大分車いすマラソン


喜納、課題残す4位 トップと大差「結構厳しい」 大分車いすマラソン 女子T34/53/54を4位でゴールした喜納翼=19日、大分県(大分合同新聞社提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 第42回大分国際車いすマラソンは19日、大分県庁前―ジェイリーススタジアム前のコースで行われ、男子(T33/52クラス)は上与那原寛和(SMBC日興証券)が1時間54分30秒で優勝した。女子(T34/53/54クラス)の喜納翼(琉球スポーツサポート)は1時間44分49秒で女子日本勢トップの4位だった。女子はカテリーヌ・デブルナー(スイス)が1時間35分11秒で世界新記録を更新して優勝した。男子(T34/53/54クラス)はマルセル・フグ(スイス)が1時間17分51秒で5年連続11度目の優勝を成し遂げた。鈴木朋樹(トヨタ自動車)が1時間23分58秒で日本勢トップの2位だった。

「結構厳しい」課題残す4位 喜納、感覚とタイム一致せず

 女子T34/53/54クラスで1時間44分49秒で4位に入った喜納翼(琉球スポーツサポート)だったが、「トップと10分近く差があり、結構厳しい」と悔しさの残るレースとなった。

 調子は悪くないと思っていたが、スタートで先頭から離された。追いかけ続けたが、追い上げることもできず、1~3位が1時間35分台でゴールするが、10分近く差をつけられた。「単純に体が動いていなかった。(体の調子の)感覚とタイムが一致していなかった」といい、今後はトレーニングを積みながら今回の課題を洗い出すつもりだ。

 まだパリパラリンピックの選考基準が出ていないが、出場を見据えて準備を続ける。来年3月には東京マラソンも控える。「課題を見つけ、整えて、もう一度仕上げていきたい」と前を向く。

 (屋嘉部長将)

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 【女子】
▽T34/53/54クラス (4)喜納翼1 時間44分49秒
▽ハーフT34/53/54 (2)安川祐里香 55分54秒(6)山入端依子 1時間16分33秒