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FC琉球、上位争い加われず17位フィニッシュ 金監督続投、J2再昇格に向けて立て直し 今季最終戦


FC琉球、上位争い加われず17位フィニッシュ 金監督続投、J2再昇格に向けて立て直し 今季最終戦
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの明治安田J3第38節の2日、FC琉球はとうほう・みんなのスタジアムで福島ユナイテッドFCと今季最終戦を行い、0―0で引き分けた。前半は序盤で野田隆之介が無念の負傷退場。清武功暉のフリーキックなどでゴールに迫ったがバーに嫌われるなど0―0で折り返した。後半は互いに決定機をつくったが無得点で終わった。FC琉球は終盤にカウンターを何度も食らったがJリーグ初出場のGKジョン・ジワンが好セーブした。今季からJ3で戦ったFC琉球は3月4日に開幕戦を行い、通算成績は12勝19敗7分けで勝ち点は43。20チーム中17位で今季を終えた。1位の愛媛FCと2位の鹿児島ユナイテッドFCがJ2昇格を決めた。J3から日本フットボールリーグ(JFL)に降格するチームはない。

(2)とうスタ(福島1勝1分け)
福島 12勝11分け15敗(47)
 0―0(0―0,0―0)
琉球(43) 12勝7分け19敗
▽観客 1664人


 福島の地で今季最終戦をドローで終えた。前半早々、野田隆之介が走っている途中、ももに違和感を覚えたように倒れ込み、そのまま無念の負傷退場となった。中野克哉は積極的にボールに絡むも、得点には届かなかった。

 ボランチの平松昇、岡澤昂星がうまくボールをさばき、駆け上がった左サイドバックの高安孝幸もゴールに切り込む動きで迫った。しかし、最後まで決定力を欠き、最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 Jリーグ初出場のGKジョン・ジワンが反射神経の良さで何度もシュートを阻み、無失点で切り抜けた。

 琉球は1年でのJ2昇格を目指したが上位争いに加わることなく、17位で今季を終えた。新シーズンに向けて、チームが目指す方向性を構築し、監督、コーチ、選手が一致した認識の元に一からチームを立て直す必要がある。

 (大城三太)

金監督来季も続投 FC琉球、契約更新

金鍾成監督
金鍾成監督

 サッカーJ3のFC琉球は2日、金鍾成(キン・ジョンソン)監督(59)と2024シーズンの契約を更新したと発表した。来季も引き続きチームを指揮する。

 金監督は2018年にホーム戦無敗でチームをJ3優勝、J2昇格へと導いた。今季、シーズン途中の9月23日の第28節奈良戦から指揮を執り、11戦で4勝4敗3分けの成績を残した。「また、沖縄の方々に多くの期待を持たれるチームになるために選手たちと共にまい進していく」とコメントした。

 (大城三太)