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沖国大、ボウリング男子5人チーム戦で全国制覇 互いを鼓舞、最終盤に逆転、昨年の雪辱果たす 2年ぶり2度目V


沖国大、ボウリング男子5人チーム戦で全国制覇 互いを鼓舞、最終盤に逆転、昨年の雪辱果たす 2年ぶり2度目V 男子優勝を果たした沖縄国際大の(前列左から)中里隆和、仲間保人、中里隆星、(後列左から)西島本有生、又吉海輝、棚原晨(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 ボウリングの第61回全日本大学選手権大会は2~4日、愛知県の名古屋グランドボウルで行われ、5人チーム戦の男子で沖縄国際大(中里隆星、又吉海輝、西島本有生、仲間保人、中里隆和、棚原晨)が16592点で2年ぶり2度目の優勝を果たした。大会は予選3回戦、準決勝、決勝を3日間で行い、1人各15ゲームの合計点を競った。

 決勝で強豪の同志社大を逆転し、沖縄国際大が2年ぶり2度目の栄冠を手にした。メンバー内で声を掛け合い、士気を高め続けた。副主将で4年の中里隆和は「昨年優勝を逃し悔しい思いをした。今回雪辱を果たすことができてうれしい」と喜んだ。

 3日間で予選9ゲーム、準決勝3ゲーム、決勝3ゲームの1人計15ゲームを投げ、5人の合計点で競った。当初は日本代表選手を3人擁する同志社大を2位で追いかける想定だったが、沖国大は各選手が勝負強さを見せ1位で予選を終えた。「予想外」(中里)と驚くも、一喜一憂しなかった。

 だが同志社大が準決勝で本領を発揮。3ゲームで沖国大より177点多く取り48ピン差で逆転を許した。隣のレーンで戦っていたことも影響し「力が入りすぎた」と中里は振り返る。

 迎えた4日の決勝当日。「声を出していこう」と確認し合い、互いを鼓舞。同志社大のスコアが伸び悩む中、沖国大は4人目の仲間保人が3ゲーム目でパーフェクトゲームを演じるなど全員が安定した得点を維持し最終盤で再逆転、優勝を引き寄せた。

 中里は「1年生の頃から出ている大会。最後の4年生で優勝を果たせた。みんなで協力し合いながら戦えたことが誇らしい」と喜びをかみしめた。

(砂川博範)


▽男子5人チーム戦(1人15ゲーム)

(1)沖縄国際大(西島本有生、仲間保人、中里隆星、中里隆和、又吉海輝、棚原晨)16592点

▽チームハイゲーム 沖縄国際大1228
▽同ハイシリーズ 沖縄国際大3460
▽個人ハイゲーム 仲間300
▽同ハイシリーズ 西島本795