サッカーJ3のFC琉球は6日、県庁1階県民ホールで2023シーズンの報告会を開いた。
琉球フットボールクラブの倉林啓士郎社長は「クラブは、みなさんの愛情と応援のおかげで20周年を迎えることができた。サッカー教室や子ども食堂など1年で120回以上の地域貢献活動ができた。チームは厳しい戦いが続いたが、後半戦は若手選手の成長、来季の手応えもあった。来年は優勝して喜び合える報告会にしたい」と述べた。
野田隆之介主将は「結果は出なかったが、来年に向けて準備していく。1年間ありがとうございました」とサポーターに感謝した。金鍾成(キン・ジョンソン)監督は「県民に誇りを持ってもらえるチームにするため、初心に戻ってまい進していく」と決意した。
県文化観光スポーツ部の高江洲昌幸文化スポーツ統括官は「チームの活躍は県民に感動と元気をもたらし、青少年に夢を与え、沖縄の誇りとなっている。来年も情熱あふれるプレーで県民を魅了してほしい」とエールを送った。
倉林社長とGK田口潤人、MF岡澤昂星の両選手は同日、那覇市の琉球新報社も訪れ、今季について報告した。田口は「悔しいシーズンになったが学びもあった。意味ある1年になるように来年に生かしたい」、岡澤は「後半戦はチームの雰囲気も良くなった。来季はJ2昇格に役立てるようにプレーしたい」と述べた。
(大城三太)