28日開幕の第102回全国高校サッカー選手権大会に初出場する名護高校サッカー部の松瀬真之介主将や遠越学校長など関係者が8日、琉球新報社を訪れ、大会への意気込みを語った。初戦の2回戦は31日午後2時10分から、明桜(秋田)と東京都の駒沢陸上競技場で対戦する。
松瀬主将は明桜の県大会の動画を見て準備を進めているとし、「全国へコミュニケーションを取りながらいい雰囲気で練習ができている」と自信を示した。
11月の県大会決勝は強豪、那覇西の攻撃をしのぎ、PK戦で勝利を決めた。全国も格上を相手にまずは初戦突破を目指す。比嘉洋介監督は対戦相手に応じた戦い方を分析しており、「チーム一丸となって力を出し切れば結果はついてくる」と話した。
遠越校長は「勉強とサッカーを両立しながら全国を目指し、成果が現れている。学校も盛り上がっている」と期待した。県サッカー協会の玉城吉貴会長は「1回戦を突破してその勢いで(県勢最高位の)ベスト8を越えてほしい」とエールを送った。
名護校サッカー部は派遣費用などのための支援を募っている。詳細は同高サッカー部の公式ホームページから。
(古川峻)