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コラソン 出だしの悪さ、終盤に響く 年内最終戦は黒星 アースフレンズに27―29【9日の試合】


コラソン 出だしの悪さ、終盤に響く 年内最終戦は黒星 アースフレンズに27―29【9日の試合】 琉球コラソン―アースフレンズBM 相手守備を割りゴールを狙うコラソンの石川出=9日、東京都の大田区総合体育館(琉球コラソン提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは9日、東京都の大田区総合体育館で今季第12戦をアースフレンズBMと行い、27―29で惜しくも敗れた。通算成績は2勝9敗1分けで順位は11位のまま。

 前半は序盤から相手の強烈なロングシュートでリードを許すも、仲程海渡と髙橋友朗の連続得点で食らいついた。11―17で折り返して迎えた後半、コラソンはパスがうまくつながらない時間帯が続き、得点が止まる苦しい展開が訪れる。チームを引っ張る高橋らが奮闘し速攻などからアースフレンズを攻め立てるが、最後は逃げ切られた。

 年内のリーグ戦はこれで最後となる。次戦は来年2月4日午後3時から、東京都の墨田区総合体育館でジークスター東京と対戦する。

▽男子
アースフレンズBM(10)
 29―27(17―11,12―16)
琉球コラソン(5)


 年内最後のリーグ戦を白星で飾れなかった。琉球コラソンは仲程海渡や髙橋友朗の連続得点で食らいつくも、コートを広く使う相手のロングシュートやサイドシュートに苦しめられ、27―29で惜敗した。

 「立ち上がりの悪さが最後まで響いた」(東江正作監督)。序盤の守備で引いてしまい、相手の得意な間合いでシュートを打たせたことで3失点。一方でコラソンの初得点は試合開始6分を過ぎてからだった。

 6人のうち1人がラインを上げるワントップ形式の守備を組む相手に対し、コラソンはパン・エンジャー(潘恩傑)や石川出らバックプレーヤー陣がたくましさを見せ、中央から突破しようと試みる。だがボールをもらった瞬間、数人がかりで囲い込まれ、なかなかシュートまで持っていけず決定機を欠いた。

 後半はパスワークがうまく機能せず、得点が止まる時間帯が続く。それでも中盤、この日チーム最多得点を挙げた高橋らが気合の入ったプレーで速攻などからゴールネットを揺らし、最大7点開いた点差を2点差まで縮めるが、追いつく前に逃げ切られた。来週は日本選手権大会が控え、初戦でアースフレンズと戦う。東江監督は「人もボールも動く攻撃で雪辱を果たす」と誓った。

 (砂川博範)