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バレーボール、首里(女子)が優勝 徹底守備で連覇 県高校新人大会


バレーボール、首里(女子)が優勝 徹底守備で連覇 県高校新人大会 西原―首里 第1セット、スパイクを決めて笑顔を見せる首里の金城知夏=12日、名護市の21世紀の森体育館(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 バレーボールの第68回県高校新人大会最終日は12日、名護市21世紀の森体育館で男女決勝リーグが行われ、男子は西原が4年連続19度目の優勝を果たした。女子は首里が2年連続4度目の栄冠をつかんだ。いずれも2勝同士で迎えた最終戦で、男子の西原は首里を2―1で制し、女子の首里は2―0で西原を破った。

 女子の首里は守備力で勝った。セッターが構えた位置にボールを正確に送るレシーブを徹底し、2連覇を果たした。

 主将の宮平美波は「相手サーブをカットするところから、しっかりと攻撃につなげられた」と手応えを語った。

 首里はレシーブする際、セッターがほぼ動かなくてもトスを上げられる「Aパス(Aキャッチ)」を心掛けることで、攻撃の幅を広げた。高身長の金城知夏や照喜名ほしのが相手ブロックを抜く強烈なスパイクを決めると、速さのある新城光らがクイックを絡めコンビがうまく機能した。

 1セット目は終始リードを保ち25―17で勝利。2セット目は西原が意地を見せ一時は逆転を許すが、首里はコート上で「絶対勝つ」とみんなで声を掛け合い、25―23の接戦を制した。

 主将の宮平は「春高(全日本高校選手権)の県予選で優勝を逃した悔しさをバネにここまで頑張ってきた。コンビバレーで今回は優勝できた」と納得の表情を見せた。新城は県内5大大会で「5冠を目指す」と目標を高く掲げた。

 (砂川博範)


▽女子決勝リーグ

首里
 2―0(25―17,25―23)
西原

首里
 2―0(25―19,25―14)
前原

西原
 2―0(25―11,25―22)
中部商

中部商
 2―0(25―19,25―12)
前原

▽同順位 (1)首里3勝(2)西原2勝1敗(3)中部商1勝2敗(4)前原3敗