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アスティーダ連勝止まる 課題のダブルス勝利も、後が続かず Tリーグ【24日の試合】


アスティーダ連勝止まる 課題のダブルス勝利も、後が続かず Tリーグ【24日の試合】 琉球―金沢 第1マッチダブルス 息の合った動きで攻める琉球アスティーダの濱田一輝(手前)と吉村真晴=24日、沖縄市の沖縄アリーナ(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは24日、沖縄市の沖縄アリーナで金沢ポートと年内最終戦で対戦し、1―3で敗れた。シングルス2戦をフルセットの末に落とした。11勝4敗で勝ち点35のまま。

 第1マッチダブルスは吉村真晴・濱田一輝が2―0で勝利。第2マッチシングルスは張本智和が、第3マッチシングルスは濱田がそれぞれ2―3で敗れた。第4マッチシングルスは徐晨皓(ジョ・シンコウ)が0―3でストレート負けした。

 次戦は2024年1月13日、静岡県の磐田市民文化会館「かたりあ」で静岡ジェードと対戦する。

課題の複では収穫

 課題のダブルスで勝利したが、その後の張本智和、濱田一輝のシングルス2戦で惜敗。フルセットの末に瀬戸際で勝利を持っていかれ、悔しい敗戦となった。

 今季15戦で手にしたダブルス5勝目は大きな収穫だった。吉村真晴と濱田の相性がうまくはまった。吉村は「濱田が僕の要望にきちんと応えてくれた。彼の安定感と僕のパワーを掛け合わせて、思い描いた展開に持っていくことができた」と濱田を手放しでたたえた。濱田は「僕が台の近くでプレーし、コースを突いて相手を動かした。真晴さんが後ろから鋭いボールで攻めてくれた」とうなずいた。

 張本は金沢の田中佑汰とラリー戦を展開。力でぶつかり合う真っ向勝負だったが、相手のチキータや変化球に苦戦を強いられた。濱田は中国人のチェンに対し「サーブが強烈だった。長い、短いの判断がつけづらく、球の回転も分かりづらかった」としながらも、格上相手に最後まで食らいついた。濱田はホーム2連戦で目に見える形で成長の足跡を残した。

 今季残り5試合。吉村は「この悔しさを起爆剤にチームとして成長につなげていきたい」と気持ちを新たにした。

(大城三太)

▽男子
金沢(16) 3―1 琉球(35)
静岡(21) 3―1 岡山(28)

▽女子
神奈川(41) 4―0 九州 (3)
日本生命(35) 3―1 トップ名古屋(22)
京都(8) 3―1 日本ペイント(21)

単で悔しい結果

 張一博監督の話 課題のダブルスで勝利できたがシングルスで悔しい結果になった。張本は紙一重で敗れ、濱田はリードした後に負けてしまった。ダブルスは真晴も濱田もフォアで攻めて、思ったよりもいい感じで動くことができていた。