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バレーボール、男子選抜 不可欠なレシーブ力 JOCジュニア五輪中学大会<全国に挑む2023>


バレーボール、男子選抜 不可欠なレシーブ力 JOCジュニア五輪中学大会<全国に挑む2023> 粘り強いレシーブを徹底し、上位進出を目指す男子選抜の選手たち(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ第37回全国都道府県対抗中学大会は26日、エディオンアリーナ大阪などで開幕する。男女各48チーム、計96チームが出場。同日に3チームによる予選グループ戦が行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。沖縄選抜男子は宮城、奈良と対戦する。

 男子選抜はリベロの山城歩夢主将が守備の要として重要な役割を担う。センター與那嶺雄士、レフト嶺井大昊はスパイクに威力がある。いずれも西原東の3人が軸となる。山城主将は「粘り強く拾うレシーブで次につなげるプレーを目指す。まずは予選突破が目標」とチームを鼓舞する。一方、「勝負どころで決めきれきれない精神的な弱さがある、押されると静かになってしまう」と課題を挙げ、「いい雰囲気を自分たちでつくり上げていきたい」と気合十分で挑む。

 185センチの石垣慶次郎には攻守での活躍に期待が掛かる。ブロックで壁となり、相手のスパイクを阻む守備力、センターから相手を打ち抜くる攻撃力が持ち味だ。宮城凜太郎の強打のスパイクも得点力の鍵になりそうだ。

 佐喜真通昭監督は「奈良は平均身長が180センチ以上。ブロックを利用したスパイクが必要になる。宮城も上背があり、間違いなく強い」と分析する。長身ぞろいの強豪チームに風穴を開けるためにも、粘り強い守備や速い球に対応するレシーブ力が不可欠となる。

(大城三太)