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バレーボール、女子選抜 ブロックが勝利の鍵 JOCジュニア五輪中学大会<全国に挑む2023>


バレーボール、女子選抜 ブロックが勝利の鍵 JOCジュニア五輪中学大会<全国に挑む2023> 全国上位を目指す女子選抜の選手ら=17日、南城市の大里中学校体育館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 バレーボールのJOCジュニアオリンピックカップ第37回全国都道府県対抗中学大会は26日、エディオンアリーナ大阪などで開幕する。男女各48チーム、計96チームが出場。同日に3チームによる予選グループ戦が行われ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。沖縄選抜女子は大阪北、埼玉と戦う。

 女子選抜は與那瑞映、小林南月のブロックが機能するかが勝利の鍵となりそうだ。渡名喜優監督は「そこからクイックで中央からの攻撃、ライトの仲間帆花が得点源になれる」とゲーム展開を描く。

 レフトの與那嶺桜笑は県内トップクラスの跳躍力を武器に得点を狙う。元レシーバーの強みを生かし、守備でもチームに貢献する。リベロの照喜名海湖はサーブレシーブが安定しており、本来セッターだっただけにパスも器用だ。セッターの名嘉山綾音は試合の流れを読みながら、コースを変えるフェイントで相手の虚をつくプレーができる。

 花城心美主将は「チームは流れが悪くなると一気に失点してしまうことがある。みんなで気持ちを一度切り替えて悪い流れを断ち切りたい。相手の雰囲気にのまれないようにしたい」と全国での健闘を誓う。

 大阪北は優勝候補の一角、埼玉は関東でも強豪校だ。花城主将は「身長が高いチームが相手だが、ブロックされた時もカバーし合いながらボールをつなげていきたい」とまずは予選突破を目指す。

(大城三太)