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キングス、追い上げ不発 名古屋FEに57-68 守備崩され3点弾も低調【6日の試合】


キングス、追い上げ不発 名古屋FEに57-68 守備崩され3点弾も低調【6日の試合】 FE名古屋―キングス 第3クオーター、ドリブルするキングスのアレン・ダーラム=6日、名古屋市枇杷島スポーツセンター(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は6日、愛知県の名古屋市枇杷島スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋(中地区4位)と対戦し、57―68で敗れ、2連敗となった。通算成績は19勝8敗で順位は西地区首位のまま。キングスは序盤から3点シュートが決まらず、得点を伸ばせなかった。相手チームにインサイドを崩され、28―40で折り返した。第3クオーター(Q)に岸本隆一や松脇圭志の3点弾が決まり、5点差で第4Qへ突入した。競り合う展開となったが、最終盤に連続得点で引き離され、今季2度目となる連敗を喫した。次戦は7日午後3時35分から同センターでファイティングイーグルス名古屋と対戦する。

 第2クオーター(Q)にインサイドを切り崩されて失点を重ねる一方で、キングスのシュートはことごとくリングに嫌われた。後半の追い上げも実らず、新年から黒星を2つ重ねた。

 第3Q序盤には、この日最大となる15点のリードを許した。それでも相手を5分近く無得点に抑え、第4Q序盤に今村佳太の3点シュートで2点差まで詰め寄った。しかし、すぐに3点弾で返されるなど、相手をとらえられなかった。キングスは食らいつきたい場面でシュートを外すなど波に乗れず、最後は引き離された。

 キングスの3点シュート成功率は16%と低調で、ゴール下でも主導権を握れなかった。今季2度目の連敗に、今村は「修正しきれていない部分は個人個人が自分にベクトル(方向)を向けることも大事」と強調する。

 アレン・ダーラムのけがからの復帰という明るい材料もあった。久々の試合ながら、ゴールに向かう闘争心をむき出しに11得点と気を吐いた。

 今村は「チームとして苦しい時期かもしれないが、自分たちが次に何をするべきかを考え、精度を高めていかないといけない」と連敗阻止に闘志を込めた。

 (大城三太)


FE名古屋 14勝13敗
68―57(14―13,26―15,9―16,19―13)
キングス 19勝8敗

団結できなかった

 桶谷大HC(キングス)の話 ディフェンスで修正するべき部分は修正できていたと思うが、チーム全員で団結することができていなかった。勝敗ももちろん大切だが、キングスのカルチャーを改めて理解してやるべきことを遂行できるようにしていきたい。