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沖縄が日本バスケけん引 島田チェアマンに聞く、注目選手は Bリーグ球宴まで1週間


沖縄が日本バスケけん引 島田チェアマンに聞く、注目選手は Bリーグ球宴まで1週間 「オールスターゲームを沖縄の人だけでなく、県外から来る人にも楽しんでほしい」と語る島田慎二チェアマン=12月23日、沖縄市の沖縄アリーナ内「アリーナカフェ」(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 県内では初開催となるプロバスケットボールBリーグのオールスター(12~14日、沖縄市・沖縄アリーナ)まで1週間を切った。出場選手も決まり、オールスターゲームのチケットは即日完売するなど盛り上がっている。注目選手や沖縄への思いを、Bリーグの島田慎二チェアマンに聞いた。 (聞き手・屋嘉部長将)


 ―これまでのオールスターとファン投票に違いはあったか。

 「投票期間中にトータルで1600万ぐらいの投票があり、過去最多を倍ぐらい上回っている。沖縄という場所でキングスというチームがあるのも大きい。さらにワールドカップの影響を受けて、代表クラスの選手を含めて得票数が増えた」

 ―チケットの売れ行き状況について。

 「オールスターゲームがあるDAY3に関してはチケットが即日完売し、各種コンテストのあるDAY2も完売に近い状況だ。予想以上の売れ行きで、今回、初めての立ち見の追加販売にトライする。どのような感じになるかが楽しみ」

 ―オールスターゲームの注目選手は。

 「3ポイントコンテストにも出場する岸本隆一選手やリーグ全体でも人気のあるジャック・クーリー選手、大活躍中の今村佳太選手らキングスの選手に注目している。あとは今シーズンで引退するニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)や桜井良太選手(レバンガ北海道)だ。日本のバスケット界をけん引してきた2人の、最後の舞台になるので要注目だ」

 ―沖縄のオールスターを今後の開催にどのようにつなげるか。

 「今回から向こう10年はアリーナがある場所が開催地に選ばれる予定だ。その1発目が国内アリーナ第1号の沖縄アリーナというのは象徴的なこと。これまでと見せ方も違うのでオールスターゲームのコンテンツや価値も変わってくる。われわれはソフトであるバスケットクラブと、ハードのアリーナを通して地域を盛り上げることを目指している。沖縄アリーナでの開催が今後の一つの指標になるはずだ」

 ―県民やファンへのメッセージを。

 「今の日本のバスケットを引っ張っているのが沖縄だと思っている。バスケットの試合で7千~8千人が入ると思っていなかったが、沖縄アリーナでは8千人が入るのが普通の状態になっている。キングスがBリーグで優勝し、ワールドカップを開催し、あそこまでの盛り上がりも生みだした。それをつくり出したのはキングスのファンであり県民だと思う。チケットがなくても配信やパブリックビューイングもある。沖縄の人にはぜひ会場に来ていただいて、楽しんでほしい。県外から来られる方には、沖縄アリーナがどれだけすごいかを見てほしい。多くの方にオールスターだけでなく、沖縄を楽しんで、沖縄の魅力を味わってほしい」


 12日に行われるオールスターゲーム前夜祭のチケットをBリーグから10組20人にプレゼントします。応募はhttps://x.gd/WTKP8から。締め切りは10日正午。